概要
この住宅は構造(柱・梁)と空間計画(外壁)を分離した最初の住宅である。
SH-13は柱・梁・ブレースと外壁の分離により、空間計画が自由になると共に、構造架構もピン +ブレース構造としている。
SH-1以降、構造特にブレースが空間計画におい て少なからず制約を与えていた。
そのため、ピン+ラーメン構造( SH-9、 10)やラーメン構造 SH11)なども試みるが、構造架構がより複雑になり、鉄骨メンバーも大きくなるなどした。
しかし、このアイディアにより SHシリーズは軌道にのっていく。工業化住宅のアプローチとして計画された作品であり、内壁間仕切りの部品化が試みられている。また、自由に間仕切が設置できるようにフラットシーリング、フラットルーフとしている。
この工業化がさらなる進化を遂げ、SH-30が出現する。鉄骨架構は柱、梁、ブレースをボルト留めした非常にシンプルな構成。各鉄骨フレームも細く、
アングル鋼、ジョイス鋼、チャンネル鋼、丸鋼で構成されている。
レンガ壁はサービスヤードに面する部分に使用され、外部から直接見えない。
写真































図面














































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